積水化学グループは、1963年に日本の製造業として初めて米国に生産拠点を設けるなど、積極的に海外展開を行ってきました。
2030年度には、海外売上高1兆円を目指し、さまざまな地域・分野での事業と社会貢献の拡大に取り組んでいます。
主要取り扱い製品
事業分野 |
製品名 |
主な取り扱い海外エリア |
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北米 |
欧州 |
アジア |
その他 |
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レジデンシャル | ユニット住宅、戸建分譲 | ○ | |||
アドバンストライフライン | 管路更生工法 | ○ | ○ | ○ | ○ |
樹脂製雨とい | ○ | ||||
合成木材(FFU) | ○ | ○ | ○ | ○ | |
帯電防止プレート | ○ | ||||
プラント管材 | ○ | ||||
水インフラ関連材料 | ○ | ||||
塩素化塩化ビニル樹脂・コンパウンド | ○ | ○ | |||
イノベーティブモビリティ | 合わせガラス用中間膜 | ○ | ○ | ○ | ○ |
発泡ポリオレフィン(フォーム) | ○ | ○ | ○ | ○ | |
ポリビニルアルコール樹脂 | ○ | ○ | ○ | ||
機能テープ | ○ | ||||
車輌用樹脂成形品 | ○ | ||||
航空機・ドローン向け複合材成形品 | ○ | ||||
放熱材料 | ○ | ○ | ○ | ||
基板・半導体材料 | ○ | ||||
成形用プラスチックシート | ○ | ○ | |||
ライフサイエンス | 臨床検査薬、検査機器 | ○ | ○ | ○ | |
真空採血管 | ○ |
主な事例
発泡ポリオレフィン
積水化学グループを代表する製品の一つである発泡ポリオレフィ ン。世界各地に生産拠点を有し、自動車やエレクトロニクス、建築 などさまざまな産業向けに製品を提供しています。
タイ・オーストラリアを製造拠点として「サーモブレイク」ブランドの配管・建築向け断熱材を供給しています。
北米中心に航空機産業の発展に貢献
米国では、航空機の内装向け成形用プラスチックシートや、内外装向け炭素繊維強化プラスチック成形品を生産。航空機の安全・快適・省エネに貢献しています。
タイで工業化住宅の普及に挑戦
タイ有数のコングロマリットSiam Cement Groupとの合弁で、2009年からタイで戸建住宅事業に取り組んでいます。日本で培った高性能やアフターサービスなどによ、徐々に現地での評価を獲得しています。
一大拠点のオランダでイノベーション推進
オランダには中間膜、発泡体、雨といなど多くの生産拠点があり、積水化学グループの一大拠点です。2017年には、モビリティ関連製品のオープンイノベーションを推進するリサーチセンターを設立。2020年には中間膜の能力増強や放熱材の工場新設を行い、2022年以降には鉄道まくらぎ用合成木材の工場新設が予定されるなど、ますます存在感が高まっています。(写真はリサーチセンターが入居するBrightlands Chemelotオープンイノベーションキャンパス)
医療現場をサポートし、世界の人々の健康に寄与
日本同様、米・欧・アジアで検査、医療、創薬支援の各事業に取り組み、世界の人々の健康と豊かな生活に貢献しています。2020年には中国で検査薬生産工場の稼働するなど、業容拡大を進めています。また、シンガポールの子会社は新型コロナウイルス検査キットを開発し、同国の水際対策に貢献しています。
各国の水インフラ課題解決に貢献
欧米、豪州、韓国などの先進国では、下水道の老朽化問題を解決する更生部材を供給しています。ベトナムでは2017年より、現地提携企業を通じて、主に新設向けの管材を供給。またタイでは、耐熱管の原料となる塩素化塩ビ樹脂を生産し、各国のニーズに合わせた事業を展開しています。
グローバルトピックス
1963年 日本の製造業として米国に初進出
ペンシルベニア州に発泡ポリスチレンペーパーの製造を行うSEKISUI PLASTICS CORPORATIONを設立。日本の製造業で初の米国進出であり、積水化学のフロンティア精神を表す象徴的な出来事です。
環境保護活動もグローバルに展開
毎年、積水化学グループ全体で「SEKISUI環境ウィーク」を設定し、世界各地で環境保護活動を実施しています。(写真はニューヨーク・セントラルパークにおける外来植物除去活動)