メディカル事業

更新日:2021年8月31日

優れた技術で
高品質な製品を提供し、
ひとびとの健康と
豊かな生活の実現に貢献

「ひとびとの健康と
豊かな生活の実現に貢献する」
というミッションのもと、
医療現場におけるさまざまな
製品やサービスを提供しています。

メディカル事業のこれまでの歩み

当社のメディカル事業部門と第一化学薬品株式会社の統合により、2008年に積水メディカル株式会社が発足。素材から販売までのサプライチェーンを完成させました。検査薬事業を基盤とし、これまでM&A 等を通じて販路拡大と製品ラインアップ拡充を実現しながら事業構築を進めてきました。メディカル事業はグローバルに事業を展開しており、2008年に21%だった売上高の海外比率は2015年には50%に到達、その後も順調に海外売上を伸ばしています。これからも欧米・中国・アジアで事業展開を加速させていくとともに、開発体制を強化し、積極的な新製品投入による事業領域拡大を狙います。

※従来は「高機能プラスチックス」の区分に含まれておりましたが、ライフサイエンス分野の主要部分を新たなカンパニー候補として成長させるため、2019年度よりメディカル事業として分離して開示しています。

サプライチェーンの拡大

事業拡大の経緯

メディカル事業の今後の中長期戦略

検査事業

重点領域強化とグローバルパイプラインの拡充による海外展開加速を狙う

国内では、新製品の積極投入を進めます。一方海外においては、欧米では大手企業とのアライアンス拡大とPOC強化、中国では血液凝固分野の継続拡大と新領域への参入を進めていきます。アジアでは、前中期計画で買収したVeredus Laboratories社のASEAN拠点化を進めます。

重点領域

※POC:Point of Careの頭文字。現場(診療所等)での迅速な検査・診断のこと

開発・新製品

※バイオマーカー:ある疾患の有無や進行度を把握するために用いられる生理学的指標のこと

領域別の売上高構成

医療(医薬・創薬支援・酵素)事業

生産設備増強による事業拡大

事業拡大を狙った大型設備投資を今中期計画において実施します。医薬では新規品の受注獲得と着実な製造プロセス立ち上げ、創薬支援では国内と米Xeno Tech社の連携強化を図ります。また、酵素についてはCDMO事業の拡大を狙います。

※CDMO: Contract Development and Manufacturing Organizationの頭文字。製剤開発から治験薬製造、商用生産まで、包括的にサービスを提供する事業形態のこと

医薬品原料の生産能力増強

治療薬開発の中心が、従来の低分子医薬品からペプチド(中分子)・タンパク質医薬(高分子)・細胞医薬・再生医療等へ移行する中、当社では幅広い領域での原薬等の供給体制を整えるため、2020年8月に国内外主要2工場の生産設備増強を決定しました。

  • 低分子医薬向け原薬・中間体の生産能力25%増強(岩手工場、23年3月~)
  • タンパク質医薬向け原料のCDMO体制確立(英国工場、22年9月~)

新製品の売上高の推移

業績推移

2020年度実績

2020年度は上期を中心にCOVID-19流行による生活習慣病検査の外来患者数減の影響を受け、通期で減収減益となりました。しかしながら、下期はインフルエンザ低流行による検査薬販売の減速はあったものの、一定の市場回復とCOVID-19検査薬の販売、固定費削減等により、前年並みの営業利益水準まで回復しました。
一方、このような厳しい環境の中でも、医療事業は新規原薬の拡販によって増益を確保しました。

営業利益増減要因分析

2021年度について

COVID-19影響からの市況回復を前提とし、加えて2020年度に準備を進めてきた新製品の拡販を推進することで、成長軌道へ復帰させていきます。検査事業は、中国における血液凝固領域等で伸長が見込まれています。医療事業では、新規原薬の拡販とCDMO事業の成長加速を図ります。また中期計画の重点項目である開発強化も着実に進めていきます。

社会の変化を捉える メディカル事業のサステナビリティ貢献製品

健康・福祉

検査事業

生化免疫・糖尿病・血液凝固・感染症などの臨床検査薬や各種分析装置、真空採血管などの開発・製造・販売

CP3000

ナノピアP-FDP

医療事業

医薬事業:
医薬品原薬(API)/中間体/アミノ酸などの受託製造
創薬支援事業:
医薬品開発の研究開発支援として、薬物動態などに関連する試験の受託

医薬品原薬(API)

創薬支援試験