積水化学工業株式会社(代表取締役社長:髙下 貞二)の環境・ライフラインカンパニーは、東日本大震災からの復興需要に対応すべく、宮城県亘理郡亘理町に塩化ビニル管の製造工場を新設し、2月27日(金)に竣工式を開催しました。
1.背景および狙い
これまで環境・ライフラインカンパニーでは、住宅着工数の減少や公共投資予算の縮小に伴い需要の減少が見込まれる塩化ビニル管などの汎用品事業において、生産体制の再編を進めてきました。生産拠点については、北海道から九州までの全国を網羅し、各地域の需要に対する生産と物流の最適化を図る「地産地消」を基本戦略としています。今般、震災復興需要が本格化する東北地区において、安定した供給体制を構築するとともに地域との結びつきを強化し、復興をさらに加速させることを目的として、東北地区では唯一となる塩化ビニル管の製造拠点を、傘下の羽生積水株式会社(本社:埼玉県羽生市、代表取締役社長:大元正信)の東北工場として設置、3月2日より製造を開始しました。
<羽生積水株式会社 東北工場の概要> |
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2.竣工式について
竣工式には、亘理町長、町の関係者をはじめ、宮城県仙台地方振興事務所、お取引先など約60名の皆様に参列していただきました。安全祈願や生産設備の起動式などを行い、東北地区で唯一となる塩化ビニル管工場の完成を祝いました。宮城県仙台地方振興事務所の大内所長からは、東日本大震災から4年が経過し、本格的な復興の年と位置づけられる中、インフラ復興に不可欠な資材である塩化ビニル管の製造拠点を新設したことに対する喜びのお気持ちを、ご祝辞の中で頂戴しました。
竣工式の様子 |
3.地域貢献について
本工場で製造する塩化ビニル管には、国土交通省東北地方整備局の「がんばろう!東北」活動に賛同し、地域との結びつきを強くすべく、「がんばろう!東北」の文字を印字します。
また、将来の復興の担い手となる東日本大震災で被災した子供たちを支援するため、宮城県が運営する「東日本大震災みやぎこども育英募金」に対して、2015年4月から1年間の出荷本数をもとに、2円/本の寄付を行うことを予定しています。
(ご参考) |
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関連リンク |
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