積水化学工業株式会社(代表取締役社長:髙下貞二、以下「当社」)の環境・ライフラインカンパニー(プレジデント:久保肇)は、将来的な需要構造の変化に対応すべく、関東~東北エリアにおける生産拠点の再編を実施し、東日本積水工業株式会社を発足させましたので、お知らせします。
1.背景
環境・ライフラインカンパニーでは、主力事業である塩化ビニル管などの汎用品事業において、住宅着工数の減少や新設の公共投資予算の縮小により、将来的に需要が減少すると見込んでいます。そこで、こうした国内需要構造の変化を見据えた収益力強化を目的に、将来的に必要とされる生産能力・物流体制などを総合的に検討してきました。
今般、比較的近距離にありながら、物流網や生産活動を個別に展開していた羽生積水株式会社(以下「羽生積水」)と上武積水株式会社(以下「上武積水」)の2社のマネジメントを一元化することで、関東~東北エリアにおける生産コストと物流コストの効率化を推進します。
2.東日本積水工業株式会社の発足について
上武積水は、主に関東甲信越エリア向けの塩ビ管や全国向けのポリエチレン管等の主力製造工場である群馬工場の場内生産子会社でした。羽生積水は、東北および関東エリア向けに塩ビ管を製造する生産子会社でした。
羽生積水と上武積水の2社の経営統合にあたっては、羽生積水を存続会社とし、上武積水における事業のすべてを羽生積水が継承することとしました。また、統合後の会社の名称を「東日本積水工業株式会社」に変更し、新たな体制で事業運営の一層の強化と事業価値の向上を図っていきます。
■東日本積水工業株式会社の概要 |
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本 社: |
群馬県伊勢崎市境下渕名54番地(TEL:0270-76-5753) |
事 業 所: |
(羽生事業所)埼玉県羽生市大字上岩瀬392番地(TEL:048-561-2251) |
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(東北事業所)宮城県亘理郡亘理町逢隈高屋字棚子1-1(TEL:0223-36-7206) |
事業内容: |
押出成形品の加工および製造・販売 |
代 表 者: |
代表取締役 大元 正信 |
資 本 金: |
200百万円 |
株 主: |
積水化学工業株式会社(100%) |
従業員数: |
168名 |
設 立 日: |
2018年4月1日(社名変更日:4月2日) |
【ご参考】環境・ライフラインカンパニーの他の主要生産拠点と品目
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工場(会社)名 |
所在地 |
設立 |
生産品目 |
当 |
滋賀栗東工場 |
滋賀県栗東市 |
1960年 |
塩ビ管、管路更生材料、FFUなど |
群馬工場 |
群馬県伊勢崎市 |
1982年 |
塩ビ管、ポリエチレン管など |
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生 |
積水化学北海道(株) |
北海道岩見沢市 |
1963年 |
各種管工機材・建材・プラント用資材など |
東都積水(株) |
群馬県太田市 |
1961年 |
内装建材、カラーパイプ、雨といなど |
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千葉積水工業(株) |
千葉県市原市 |
1957年 |
塩ビ管、管路更生材料、プラント用資材など |
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山梨積水(株) |
山梨県甲府市 |
1955年 |
各種継手、マスなど |
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岡山積水工業(株) |
岡山県岡山市 |
1962年 |
建材(断熱材、不燃材)、管路更生材料、継手など |
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四国積水工業(株) |
愛媛県西条市 |
1964年 |
建材(エクステリア関連)、PP巻芯など |
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九州積水工業(株) |
佐賀県神埼市 |
1963年 |
塩ビ管・継手、ポリエチレン管、カラーパイプなど |