介護用入浴機器の設置に対応した大型ユニットバス「KGS-F」の受注を開始

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  積水化学工業株式会社(代表取締役社長:髙下貞二)の100%子会社である積水ホームテクノ株式会社(代表取締役社長:福井一晃、以下「積水ホームテクノ」)は、7月10日より介護施設向けユニットバスの新商品「KGS-F」の受注を開始します。


介護施設向けユニットバスの新商品「KGS-F」

介護用入浴機器を設置する浴室を、自由度の高いユニットバスにできる「KGS-F」

 

 「KGS-F」は、介護・医療福祉施設における介護用入浴機器(特殊浴槽・機械浴槽)を設置することが可能な大型ユニットバスです。排水性能や床の耐荷重の向上により、複数の機械浴槽設置を可能とした他、最大3m×6mの大空間の実現や、柱・梁欠きにも対応するなど、施設ごとのプラン設計に対応しやすくなりました。工期も従来のユニットバスと同等かそれ以下の3~4日で施工が可能なものとなっています。


Ⅰ.開発の背景

  介護・医療福祉施設においては、様々な身体状況に応じるために介護用入浴機器を設置した浴室が設けられています。機械浴槽を設置する浴室は、通常の浴室よりも大きな空間を必要とされる他、建築計画に沿ったプラン提案を求められることや、各機械浴槽の設置要件を満たすことなどが課題となり、多くの場合、在来工法で設計されてきました。

  積水ホームテクノでは、2010年より介護用入浴機器の設置に対応したユニットバスを販売してきましたが、昨今の多様な機械浴槽の設置要件や建築プランへの対応を求められるようになりました。そこで、基本構造の見直しにより、ユニットバスが持つ高い防水性能やお手入れのしやすさ、短い施工期間などの特徴を活かした新たな製品の開発に取り組んできました。


Ⅱ.新製品の概要と特長

  ニーズが多様化する現在の介護・医療福祉施設の浴室空間に最適なフリープランニング型ユニットバスルームです。

介護施設向けユニットバス「KGS-F」の概要と特徴

(1)基本性能向上

  新開発のユニットバス構造を採用し、機械浴槽の設置が容易になりました。

  

【新ユニットバス床構造】


業界No.1の床断熱性能を実現(熱還流率(U値)=0.767W/m2・K)


大容量集中排水ピットや高速排水トラップの設置により、300リットル/分の排水性能を確保


床仕上げ材料のPVC不滑エンボスシートは、居室同等の上質なデザインと仕上がりを実現


標準サイズは、3030(平面内寸寸法=3.0m×3.0m)、3040(同3.0m×4.0m)、3050(同3.0m×5.0m)  の、一般的な機械浴槽に対応しやすい3タイプを品揃え

(2)プラン対応力向上

介護施設向けユニットバス「KGS-F」のプラン対応力


柱・梁欠きなど異形設計にも対応


平面サイズ:3m×6m、高さ2.3mまでサイズ対応が可能。個浴と併用し、多目的な特殊浴室としても提案が可能。


Ⅲ.スケジュール、販売目標


7月10日より 受注開始


2019年1月末より 納入開始予定


2019年度目標販売台数:150台

  

(ご参考)積水ホームテクノの概要

  本     社


大阪府大阪市淀川区宮原3-4-30 ニッセイ新大阪ビル17階

  代  表  者


代表取締役社長 福井 一晃

  資  本  金


3億6000万円

  売  上  高


約325億円(2018年3月期)

  従  業  員


417人(2018年4月1日現在)

  主な事業内容


住宅用設備機器の製造・販売、住宅用建材及び関連部材の販売



商品付帯組立及び建築関連工事、メンテナンス、リフォーム工事