積水化学工業株式会社(代表取締役社長:髙下貞二、以下「積水化学」)の100%子会社である積水マテリアルソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:荒尾隆嗣、以下「積水マテリアルソリューションズ」)は、食品工場・調理向け業務用マスク「HaccPlanTM(ハサップランTM)オールカラーマスク1.5PLY」(以下、「当製品」)を12月21日に発売します。
1.当製品開発・発売の背景
世帯構造の変化による外食・中食需要の増加、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの実施や日本からの食品輸出促進を見据えた国際標準と整合的な食品衛生管理への対応などを背景として、今年6月、15年ぶりに食品衛生法の大幅な改正がなされました。
この改正におけるポイントのひとつが、「HACCP(ハサップ)」*1に沿った衛生管理の制度化です。原則として、すべての食品等事業者に、一般衛生管理に加え、HACCPに沿った衛生管理の実施が求められます。
今般、積水マテリアルソリューションズは、この改正食品衛生法の施行に向け、当製品を開発、発売することで、食品への異物混入を抑制し、食の安全への貢献を図ります。
*1: |
Hazard Analysis Critical Control Pointの頭文字をとったもの。事業者自らが、食中毒菌汚染等の危害要因をあらかじめ把握(Hazard Analysis)した上で、原材入荷から製品出荷までの全工程の中で、危害要因を除去低減させるために特に重要な工程(Critical Control Point)を管理し、製品の安全性を確保する衛生管理手法。 |
2.当製品について
1) |
製品名 |
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HaccPlanTMオールカラーマスク1.5PLY |
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2) |
主な特徴 |
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① すべての構成部材を着色 |
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マスクの構成部材をすべて着色することで、万が一マスク全体ないしは部品が脱落し食品に混入した場合、発見を容易にします。 |
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また、特に食品工場では、複数のマスク色を使い分けることで、次の改善が図れます。 |
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・ |
工程やシフトごとに色を変えることで、万が一マスクの構成部材が食品に混入した場合に、どの工程やシフトで混入したのか特定が容易になる。(右中写真ご参照) |
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・ |
マスク定期交換忘れを抑制できる。 |
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② 呼吸しやすく、口元が透けづらい |
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マスクの上部と下部を1層、中部を2層にすることで、呼吸をしやすさと唾液の飛沫防止を両立させています。(右下図ご参照) |
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3) |
ラインナップ |
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・ カラー: |
ブルー、ピンク*2、ホワイト*2の3種類 |
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・ タイプ: |
耳かけタイプ、オーバーヘッドタイプの2種類 |
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・ サイズ: |
W175mm × H95 (ゴム紐部分除く) |
4) |
材質 |
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・本体: |
ポリプロピレン不織布 |
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・ノーズピース: |
ポリエチレン |
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・丸ゴム紐: |
ポリエステル、ポリウレタン |
5) |
安全性評価 |
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第三者機関により次のとおり安全性を確認されています。 |
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食品衛生法準拠の溶出試験結果「合格」 |
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皮膚刺激指数による分類で「安全品」と評価 |
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皮膚一次刺激性試験で「無刺激物」と評価 |
6) |
発売日 |
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2018年12月21日(金)*2 *2:ブルーのみ。ピンク、ホワイトは2019 年春頃発売予定 |
7) |
販売方法 |
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積水マテリアルソリューションズの販売代理店を通じて食品関連事業者様向けに販売 |
3.今後の事業展開および販売目標
積水マテリアルソリューションズでは、今回のHaccPlanTMオールカラーマスクの発売を皮切りに、「HaccPlanTM(ハサップランTM)」ブランドで、異物混入抑制など食の安全に資する衛生資材製品の開発・発売を進めていく予定です。
2022年度に「HaccPlanTM」シリーズ製品の売上高5億円を目指します。
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HaccPlanTM(ハサップランTM)ロゴ |
4.積水マテリアルソリューションズについて
1) |
事業内容 |
包装資材、工業資材、住宅建築資材、生活産業資材製品の販売 |
2) |
本社所在地 |
東京都中央区日本橋本町4-3-6 |
3) |
設立年月日 |
2016年4月1日 |
4) |
資本金 |
50百万円(積水化学100%出資) |
5) |
代表者 |
代表取締役社長 荒尾 隆嗣(兼 積水化学 執行役員) |
6) |
ウェブサイト |
以 上