「大型高排水システム」が「2019年度グッドデザイン賞」を受賞

2019年10月2日
積水化学工業株式会社

  積水化学工業株式会社(代表取締役社長:髙下 貞二、以下 当社)の環境・ライフラインカンパニー(プレジデント:平居 義幸)は、2018年1月に発売した「大型高排水システム」で、このたび2019年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。

「大型高排水システム」が「2019年度グッドデザイン賞」を受賞

開発の背景

  昨今、いわゆるゲリラ豪雨が頻発するようになり、大型建物の設計において降雨強度が見直され、雨水排水部材が大型化される傾向にあります。一方、建築現場においては、原材料の高騰、労働力不足などの問題が懸念されています。当社は、雨といを単に大型化するという発想ではなく、既存配管の排水能力を高めることにより、原材料の使用を抑え、高い施工性と経済性を実現した新システムを開発しました。

「大型高排水システム」について

  工場や倉庫・店舗などに使われる大型建物用軒とい(「超芯(Vシリーズ・Pシリーズ)」、「特殊耐酸被覆鋼板(エスロコイル)」)と「カラーパイプ(竪とい)」、さらにサイフォン現象を連続発生させる専用部材(「高排水ドレン」、「高排水エルボ」、「高排水伸縮ソケット」)の組み合わせにより、集中豪雨などに対応する高い排水能力を実現した雨水排水システムです。
  排水能力が従来の当社品と比べ約4倍に向上したことにより、従来の半分の口径で配管が可能になります。配管のサイズダウンにより、建物の外観をスッキリさせるとともに、材料の重量および保管スペースは約3分の1となり、建築現場における施工性の向上による省力化や工期短縮、省スペース化、使用材料削減による省資源化およびトータルコストダウンに貢献します。

グッドデザイン賞受賞のポイント

  従来の配管設計の考え方を見直したこと、また、専用部材を用いることで連続的にサイフォン現象を発生させ、配管径を拡大せずに排水効率を向上したことで、多くの建築がその恩恵を得られる点などが高く評価されました。


ご参考1

「従来の排水」と「大型高排水システム」の違い
  従来の排水では、配管内に雨水が流れる際に空気も巻き込んで排水され、また、エルボなどの継手の屈曲部では流れが途切れ、雨水が連続的に引き込まれないことが排水の妨げになっていました。 
  「大型高排水システム」は、空気の巻き込みを防ぐ専用のドレンと、滑らかな排水を行うエルボを用いて、配管内を満管の状態にして排水することにより高い排水能力を実現しました。

「従来の排水」と「大型高排水システム」の違い


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