CDPによる「気候変動Aリスト」企業に2年連続で選定

2020年1月21日
積水化学工業株式会社

  積水化学工業株式会社(社長:髙下貞二、以下「当社」)は2020年1月20日、国際的な環境非営利団体CDPにより、2019年の「CDP気候変動Aリスト」企業に2年連続で選定されました。

  CDPは、企業や都市が温室効果ガスを削減し、水資源を保護し、森林を保護することを推進する国際的な非営利団体です。525強の世界の投資機関および125の企業・団体を代表し、「気候変動」、「森林減少」および「水のセキュリティ」に関する問題への効果的な対応について質問票による調査を実施し、回答を評価しています。なお、2019年の「気候変動Aリスト」企業には、日本企業からは当社を含め38社が選定されました。

CDP

  当社グループは、グループビジョンに掲げる「世界のひとびとのくらしと地球環境の向上への貢献」を目指し、ESG視点で持続可能な経営基盤の構築を目指しています。ESG視点の中でも「E(環境)」については、自社およびサプライチェーンにおける温室効果ガス排出量を削減する長期目標を掲げ、気候変動をはじめとする環境課題に意欲的に取り組んでいます。
  2018年6月に、当社の長期目標は、化学業界では世界で初めてSBT(Science Based Target)※1の認証を取得しました。長期目標達成のため、自社の取り組みとしては、温室効果ガス排出量削減などにかかる費用はコストではなく投資ととらえ、売上高の0.3%(2017~2019年度の3年間で120億円)を超える環境貢献投資枠を設定し、排出量削減に資する設備更新を推進しています。
  2019年1月には、気候変動関連情報開示タスクフォース(TCFD)に賛同表明し、7月にはガイドに基づく情報開示を行いました。この中で、当社が気候変動課題に対して与える影響や受ける影響を把握、そのリスクを認識することでリスクを機会に転換し、事業を通じて気候変動の緩和と適応に貢献していくことの意義を示しています。貢献への寄与を拡大していくことは、社会だけでなく当社の持続可能性を高めていくことができることだと考えています。
  当社グループは、今後も気候変動課題の解決に向け、取り組み全般を加速し、「世界のひとびとのくらしと地球環境の向上への貢献」の実現を図ります。

※1 「SBT(Science Based Target)」は、パリ協定の採択を契機として国連グローバルコンパクトをはじめとする共同イニシアチブが提唱しました。SBTイニシアチブにより、企業が定めた温室効果ガス削減目標が、長期的な気候変動対策に貢献する科学的に整合した目標(SBT)であることが認定されます。

  • CDP気候変動Aリスト企業表彰式
  • 積水化学代表取締役専務執行役員 加藤敬太

1月20日CDP気候変動Aリスト企業表彰式で、代表取締役専務執行役員 ESG経営推進部担当、経営戦略部長 加藤敬太がスピーチ

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