見守りセンサー「ANSIEL」と介護・福祉業務支援ソフトウェアのシステム連携について

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2021年10月18日
積水化学工業株式会社

  積水化学工業株式会社(代表取締役社長:加藤敬太、以下「当社」)の高機能プラスチックスカンパニー(プレジデント:清水郁輔)は、介護施設・病院向け見守りセンサー「ANSIEL」を、エヌ・デーソフトウェア株式会社(以下NDソフトウェア社)の介護・福祉業務支援ソフトウェア「ほのぼのNEXT」とシステム連携することを可能にしました。この連携により、介護現場における記録などの工数削減につなげるとともに、迅速かつ正確な心拍・呼吸データの把握により管理レベルを向上し、利用者の健康維持に貢献します。

システム連携の狙い・背景

  高齢化が進む中、介護現場では、各種ケアの実施内容やバイタルデータの確認、記録などを日々行う必要があるなど、介護者の作業が多岐にわたることで負担が増大しております。これに対し、NDソフトウェア社の「ほのぼのNEXT」に代表される介護記録ソフトの出現により、PCやタブレットでの入力が可能になったことで、手書きの手間が省けたことや、得たい情報へのアクセスが容易になり、現場の負担が軽減されてきました。さらに、2021年4月より、厚生労働省が推進する「科学的介護情報システム(LIFE)」の活用が始まったことで、必要な情報を出力することのできる介護記録ソフトの注目度がより一層高まっております。
  当社は、長期ビジョン「Vision2030」の中で社会課題解決貢献のさらなる推進を掲げており、見守りセンサー「ANSIEL」はその一翼を担う製品です。「ANSIEL」は、起上検知による事故予防や在床状況の把握ツールを提供することで、利用者の健康維持と介護者の負担軽減を図ってまいりました。介護現場の作業効率化と管理レベルの向上を目指し、この度これら当社の製品技術とNDソフトウェア社のソフトウェア技術をシステム連携させていただく運びとなりました。

ANSIELの特長

  ANSIELはベッドのマットレスの下に敷いてご利用いただく見守りセンサーです。利用者の「入床・体動・起始め・起上り」を検知し、ナースコールやブラウザ、専用アプリ画面でお知らせすることができます。また、Wi-Fi環境を活用して、専用ブラウザやアプリ経由で「在床状況の一括把握」や、「心拍・呼吸」の情報を入手・記録することも可能です。
  参考:ANSIELプレスリリース
  https://www.sekisui.co.jp/news/2020/1349961_36493.html

連携の効果

  これまでは、手作業で登録・転記していた毎日の介護記録の入力を自動化することで、負担の軽減と管理レベルの向上を目指します。ANSIELで検知取得した「起上り」などのイベント履歴や「心拍・呼吸」のデータ情報を、「ほのぼのIoTクラウド」を経由して「ほのぼのNEXT」の介護記録画面に同期することができるようになります。迅速なデータの把握、記録漏れ・誤記の防止は管理レベルの向上につながり、利用者の健康維持への貢献が期待できます。
  当社は今後も、利便性向上、社会課題解決への貢献につながる製品の開発、連携を進めてまいります。

以上 

ANSiELロゴ

ANSIEL製品写真

・ANSIEL製品写真(上)
・ほのぼのNEXTでの表示イメージ(下)

ほのぼのNEXTでの表示イメージ

※表示データはサンプルです。

ロゴ2
ロゴ3

エヌ・デーソフトウェア株式会社
【会社概要】
〒992-0479 山形県南陽市和田3369
代表取締役社長 丹治 朋之
設立 2018年12月20日(創立1979年9月)

【業種】
福祉業務支援ソフトウェア「ほのぼの」シリーズの企画・開発・販売および運用サポート

【事業内容】
福祉・医療関連オリジナルソフトウェアプロダクトの企画・開発・販売およびソフトウェア運用支援・ソフトウェア保守サービス。自社開発の福祉業務支援ソフトウェア「ほのぼの」シリーズの販売および運用サポ-ト。

本件に関するお問い合わせ

  積水化学工業株式会社
    Email: kouhou@sekisui.com