2022年度 積水化学グループ入社式 社長挨拶

2022年4月1日
積水化学工業株式会社
代表取締役社長 加藤 敬太

  新入社員の皆さん、積水化学グループへの入社おめでとうございます。心よりお祝いと歓迎の意を表します。長引く新型コロナウイルスの影響で、今年もグループ全体で一堂に会しての入社式ができず誠に残念ですが、新入社員の皆さんに私からの期待をお伝えします。

  積水化学グループはESG(環境・社会・ガバナンス)を経営の中心に据え、2030年に業容倍増を目指す長期ビジョンを掲げて全従業員が一丸となって取り組んでいます。積水化学グループはこれまでも、社会課題の解決に貢献する製品を世の中に送り出すことで成長してきましたが、その製品や社会課題解決力は今後ますます必要とされ、企業価値向上や持続的成長の原動力になります。私たちの仕事そのものがESGだと考えています。このような積水化学グループの姿勢は、「世界で最も持続可能な100社」への5年連続7回目の選出をはじめ、世の中からも非常に高い評価をいただいています。皆さんは今日から事業を通じて社会課題の解決に貢献できる会社の一員だという自覚と誇りをもって、これからの社会人としての人生を送っていただきたいと思います。

  当社は今年創立75周年を迎えました。長期ビジョンで目指す2030年、その先の創立100周年に向けた積水化学グループの成長と発展には皆さんの挑戦と成長が不可欠です。新入社員の皆さんの成長がこれからの積水化学グループの成長の原動力となることを大いに期待しています。

  今日、新入社員の皆さんに申し上げたいのは、「挑戦の意識無くして成長は成しえない」ということです。挑戦とは自分自身の「ありたい姿」を描き、現在の自分とのギャップ、すなわち現在の自分に足りないところを認識し、仕事や自己啓発を通じて一歩ずつでも埋めようとすることです。このことを意識して日々の仕事に取り組むのと、意識せずに単に頑張るというのでは、成長に大きく差がついてきます。自分自身のありたい姿というのは、漠然としてイメージが湧かないかもしれませんが、まずは自分自身と先輩との差を認識し、先輩や上司のアドバイスなども参考にしながら、将来のありたい姿を徐々に形成していってください。

  積水化学グループは「挑戦」をキーワードに長期ビジョン達成を目指しています。挑戦を促すための人事制度の改革や、失敗をとがめない組織風土の醸成も進めています。組織の目標達成とともに、一人ひとりが自己の成長を実感できるような活力ある会社を一緒に作り上げていきましょう。

以上