積水化学グループ 長期ビジョン「Vision 2030」の策定について

2020年5月22日
積水化学工業株式会社

  積水化学工業株式会社(本社所在地:大阪市、代表取締役社長:加藤 敬太、以下「積水化学」)は、今後、社会課題の大きな変化が想定される中、イノベーションにより持続的成長を続けるために、2030年度までの長期ビジョン「Vision 2030」を以下のとおり策定しました。

積水化学グループ 長期ビジョン「Vision 2030」

1.全体像

  この長期ビジョンでは、「Innovation for the Earth」をビジョンステートメントとして掲げます。積水化学グループがイノベーションを起こし続けることにより、「サステナブルな社会の実現に向けて、LIFEの基盤を支え、“未来につづく安心”を創造していく」という強い意志を込めています。社会課題解決に取り組み、個人と社会のLIFEを土台から支え、未来の世代を含めたあらゆる世代に対し、持続性を高める製品やサービスを通じて、安心とそこから発展する価値を創造・提供していきます。
  レジデンシャル(住まい)、アドバンストライフライン(社会インフラ)、イノベーティブモビリティ(エレクトロニクス/移動体)、ライフサイエンス(健康・医療)の4つのドメインを設定し、「ESG経営を中心においた革新と創造」を戦略の軸にして現有事業の拡大と新領域への挑戦に取り組み、2030年に売上高2兆円・営業利益率10%以上を目指します。

積水化学グループ 長期ビジョン「Vision 2030」

2.成長イメージと目指す事業構造

  各ドメインで環境や社会への事業による貢献を拡大させることで、売上高を1.5倍から3倍に成長させ、多様な成長エンジンを有する魅力的で存在感のある企業へ変革していきます。

1)各ドメインの成長イメージ

積水化学グループ 長期ビジョン「Vision 2030」

2)海外展開の加速

  各ドメインにおいて海外展開を加速し、2030年度には国内・海外とも売上高1兆円規模(2019年度国内8,546億円、海外2,747億円)への拡大を目指します。

3)新領域への挑戦

  4ドメインおよびネクストフロンティアにおいて、際立つコア技術を起点にイノベーションを起こし続けることで新領域を創出し、LIFEの基盤を支え“未来につづく安心”の創造を追い求めていきます。

積水化学グループ 長期ビジョン「Vision 2030」

3.サステナブルな貢献拡大に向けた考え方

  サステナブルな社会の実現のために、経営の持続性が企業に求められています。そのような中で、これまでも取り組んできた「社会課題解決力」、「利益創出力」を高めることで社会課題解決への貢献を通じた利益ある成長を継続しつつ、新たに「持続経営力」を設定してサステナブルな貢献の拡大を目指します。
  これら3つの力を軸として、ESG経営を中心においた革新と創造を進展させ、積水化学グループの持続的成長と社会の持続性向上を実現していきます。

積水化学グループ 長期ビジョン「Vision 2030」

4.経営資源の積極投入

  サステナブルな貢献拡大による業容倍増に向け、積極的に投資を拡大していきます。長期ビジョンにおいて「次なる成長への仕込みの加速」を担う新中期経営計画「Drive 2022では、対前中期比で3,000億円増の5,000億円を投資枠で設定します。財務の健全性、リターン確度を向上させることには留意しつつ、2020年~2030年累計で総額2兆円超の成長投資・研究開発費を想定しています。

ご参考

積水化学グループ 長期ビジョン「Vision 2030」


積水化学グループ 長期ビジョン「Vision 2030」


本件に関するお問い合わせ先

※発表日以降当面、恐れ入りますが、E-mailにてご連絡いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

    積水化学工業株式会社 広報部
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