ごみを資源に変換するバイオリファイナリー事業の新ブランド 「UNISON TM」を立ち上げ

~新しい資源循環社会システムの構築を目指して~

  • HOME
  • ニュース
  • 2022
  • ごみを資源に変換するバイオリファイナリー事業の新ブランド 「UNISON TM」を立ち上げ

2022年6月13日
積水化学工業株式会社

  積水化学工業株式会社(代表取締役社長:加藤敬太、以下「当社」)は、微生物を活用して可燃性ごみを資源に変換するバイオリファイナリー事業の新ブランド「UNISONユニゾンTM」(商標登録出願中)を立ち上げました。「UNISONTM」の普及を通じて、幅広いステークホルダーにパートナーとしてご参加いただき、新しい資源循環社会システムの構築を目指していきます。

UNISON ロゴ

  モノを作るためのさまざまな素材はすべて地球からの贈り物です。限りある資源だからこそ、使い終えて役割を終えたモノたちを材料に還し、新しい生命を与えて循環させる。当社は、そうやって地球と共に社会を営み、生活と生命をつないでいきたいと考えています。
  「UNISONTM」という名前には、地球と人間、自然と化学が響き合う合唱のような共同作業をしていくという想いを込めました。また、「Unique Solution for NatureTM」は、プラスチック資源循環のための他に類を見ない解決策を表しており、各単語の頭文字で「UNISON」を構成しています。

  「UNISONTM」は、BRエタノール技術をはじめとした、微生物を活用して可燃性ごみから資源を生み出すバイオリファイナリー事業のブランドです。同技術は、ごみ処理施設に収集された可燃ごみを分別することなくガス化し、このガスを米国企業LanzaTech NZ, Inc.が開発した微生物により化学触媒や熱・圧力を用いることなくエタノールに変換する世界初の革新的技術です。化石資源利用を減らし、二酸化炭素の排出抑制や、海洋プラスチック問題の解決にも寄与することで、持続可能な社会の実現への大きな貢献が期待できます。

  当社が目指す「新しい資源循環社会システム」は、生活を豊かにするために生まれ、その役割を全うして廃棄された“ごみ”を、材料に還して繰り返し利用する循環をつくるシステムです。そのためには幅広い参加者(企業、自治体、消費者、官公庁など)との共同作業が必要であり、持続可能な社会への共感創造を広く進めたいと考えています。

新しい資源循環社会システム

  当社は、長期ビジョン「Vision 2030」において、「Innovation for the Earth」をビジョンステートメントとして掲げ、イノベーションにより「サステナブルな社会の実現に向けて、LIFEの基盤を支え、“未来につづく安心”を創造していく」ことを宣言しています。「UNISONTM」は、このことを体現するイノベーションです。当社はこれからも、持続可能な社会の実現と当社グループの成長の両立を目指して社会課題解決に貢献し、ステークホルダーの皆様に信頼される企業であり続けるための取り組みを進めていきます。

〈ご参考〉

“ごみ”を“エタノール”に変換する1/10スケールの実証プラントが岩手県久慈市に完成(2022年4月11日発表)
https://www.sekisui.co.jp/news/2022/1373478_39136.html

“ごみ”を“エタノール”に変換する技術の事業化を目的に合弁会社を設立(2020年4月16日発表)
https://www.sekisui.co.jp/news/2020/1348992_36493.html

“ごみ”を“エタノール”に変換する世界初の革新的生産技術を確立(2017年12月6日発表)
https://www.sekisui.co.jp/news/2017/1314802_29186.html


<本件についてのお問い合わせ先>

    ■報道関係の皆様
      積水化学工業株式会社 広報部
          E-mail:kouhou@sekisui.com

    ■報道関係以外のお客様
      積水化学工業株式会社 新事業開発部 BRグループ
          Email:br-press@sekisui.com