積水化学グループの持続可能性
積水化学グループは、ESG経営において、社会の持続可能性向上と積水化学グループの利益ある成長の両立を目的とし、環境や社会の課題をより戦略的に捉え、その解決に取り組んでおり、その企業活動はグローバルに高い評価を受けています。
“Innovation for the Earth” サステナブルな社会の実現に向けて、LIFEの基盤を支え、“未来につづく安心”を創造します(Vision2030ビジョンステートメント)
「あらゆる世代が豊かな“Life”を享受できる」社会の実現を目指した、「“Life”を支える世界にかかせない企業グループ」になるべく、これからも取り組みを進めていきます。
サステナブルレベニュー

社会課題解決への貢献度を高め、地球や社会のサステナビリティを向上できる製品の創出と市場拡大を加速していくとともに、企業や製品のサステナビリティも向上させていくため、サステナビリティ貢献製品制度を活用していきます。
- ※数値は2024年3月期連結ベース
研究開発費

住宅、環境・ライフライン、高機能プラスチックス、メディカルなどの各事業部門や、コーポレートR&Dで定めた狙いに対して、基礎研究や応用技術から新規事業の開拓まで、先端技術で際立つための研究開発に取り組んでいます。
- ※数値は2024年3月期連結ベース
科学技術研究への助成

持続可能な社会の形成に向けて、自然に学んだ、環境負荷を低減する未来型の技術開発、設計技術、システムが求められています。積水化学は、自然に学んだ基礎サイエンスの知見を活かし、「ものづくり」さらには「社会課題の解決」に活用する研究活動を支援しています。
ESG経営基盤強化

重大インシデントにつながるリスク軽減活動や、デジタル変革(DX)・人的資本・環境など中長期的な施策に積極的に取り組み、持続的成長と仕込み充実に資するESGマネジメント強化を進めています。
サステナビリティと報酬の連動

2021年度からは役員賞与は全社業績だけでなく、サステナビリティ貢献製品の売上高比率などの非財務指標を含めたカンパニー業績、ROE(自己資本当期純利益率)に連動した支給基準に基づいて報酬額が決定される業績連動報酬となっています。
- ※社外取締役、使用人兼務取締役に支給した使用人分を除く
従業員の定着率

ダイバーシティ、女性活躍推進、従業員の挑戦や自己研鑽を支援、適所適材を実現する仕組み、働き方改革などの実践により、離職率は3%となっています。
- ※2023年度の数値
- ※離職理由に定年、グループ会社への移籍は除く
- ※雇用期間に定めのない従業員(当社から社外への出向者を含む社外から当社への出向者は除く)
主な社外からの評価
ESG指数
「Dow Jones Best-in-Class Wold Index」(2025年2月10日から名称変更)に選定
金融インデックス開発大手のS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が構成銘柄を選定するESG投資の世界的な株式指標。世界各国の企業を経済、環境、社会の3つの側面から分析、事業活動の持続可能性を評価し、業種ごとに上位の企業を選定するものです。当社は、「気候戦略」「プロダクトスチュワードシップ」※「人権」などが特に高い評価を得ました。
- ※低エネルギーの建築物の割合、新たな建築物(建設)のエネルギー効率改善に向けたアプローチについて評価されたもの
S&P Global社「S&P Global Sustainability Yearbook 2025」で上位10%企業に選定
S&P Global社は、ESG投資の世界的な調査・格付け会社で、世界の主要企業を対象に毎年ESGの取り組みについて評価しています。2024年は62業種7,690社以上を対象に評価を実施し、780社が「S&P Global Sustainability Yearbook 2025」に掲載されています。当社は、格付けへの選定が2011年から15年連続となります。
S&P Global社「S&P Global Sustainability Yearbook 2025」で上位10%企業に選定

S&P Global Sustainability Yearbook 2025
世界で最も持続可能性の高い100社「Global100」に2018年から2023年まで6年連続選出
サステナブルレベニュー※、サステナブル投資(設備投資や研究開発)、サステナビリティと報酬の連動などの項目で高い評価を受け、2018年~2023年までの6年連続選出を含め、これまで8回選出されています。
- ※サステナブルレベニュー:環境貢献度または社会貢献度の高い製品・サービスの販売によって得た収益
世界で最も持続可能性の高い100社「Global100」に2018年から2023年まで6年連続選出

世界で最も持続可能性の高い100社「Global100」
環境
CDP「気候変動」および「水セキュリティ」分野でAスコア、「フォレスト」分野でA-スコアを獲得
国際的非営利団体CDPは世界最大の環境データベースを有しており、CDPのスコアは、持続可能でレジリエントなネットゼロ経済に向けた投資や購買の意思決定に広く活用されています。当社は、「気候変動」で2年連続6回目、「水セキュリティ」分野では2年連続4回目の最高評価のAスコアを獲得し、「フォレスト」分野ではA-スコアを初めて獲得しました。
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CDP
「SBT(Science Based Targets)イニシアチブ」の認証を再取得(2023年3月)
当社は、2018年に化学業界で世界初のSBT認証を取得。2022年10月、2030年の温室効果ガス排出量削減の新たな目標を制定し、2023年3月、世界の平均気温上昇を産業革命前より1.5℃に抑える科学的根拠に基づいた目標としてSBTイニシアチブの認証を再取得しました。
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SBT(Science Based Targets)イニシアチブ
人材
「健康経営優良法人大規模法人部門(ホワイト 500)」に8年連続認定
健康経営に積極的に取り組んでいるグループ会社32社を含めての認定となります。 当社グループは従業員の健康推進を経営戦略としてとらえて、すべての従業員が、心身ともにそして社会的にも良好な状態である Well-Beingであることを目指し、さまざまな取り組みを実施しています。
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健康経営優良法人大規模法人部門(ホワイト 500)