水無瀬イノベーションセンター

私たちの想い

サステナブルな社会の実現に向けて、
LIFEの基盤を支え、“未来につづく安心”を創造しつづけるために、
積水化学グループはダイバーシティや働く環境に考慮して、
挑戦する人材の育成に取り組んでいきます。

積水化学グループは、「従業員は社会からお預かりした貴重な財産である」という考え方に基づき、一人ひとりのキャリア自律と得意技の研鑽を支援するさまざまな機会を提供するとともに、社会的意義のある多様なミッションと挑戦の場をつくることで、従業員と会社が一丸となって社会課題解決に挑戦し貢献する姿を目指します。
この人材に対する基本的な考えをグループ全体で共有し、多様な人材が挑戦し活躍できる、活力あふれる職場づくりを推進しています。

長期ビジョン展開、ESG経営浸透

挑戦行動発現度調査

長期ビジョン「Vision 2030」では、“Innovation for the Earth”というビジョンステートメントを軸に、社会課題解決や未来に続く安心の提供で、サステナブルな社会の実現とグループの持続的成長につなげることを目指しています。この長期ビジョンの実現においては、何よりも従業員一人ひとりが力を発揮し、ビジョン実現に向け、従来のやり方にとらわれず、挑戦し続けることが大切です。
積水化学グループのESG経営では、5つの重要課題(ガバナンス(内部統制)、DX、環境、人材、融合)について達成度を測るKPIを設定し、全社で追求します。その中の「人材」については、従業員が挑戦したくなる、活力あふれるいい会社であることを測る指標として、「挑戦行動の発現度」を掲げ、従業員へのアンケートを実施し、確認しています。
従業員一人ひとりの挑戦は、長期ビジョン実現に向けて最も重要なものです。本調査は、「挑戦行動」が実際にとれているかどうか、「挑戦行動」がとりやすい組織であるかどうかを定期的に把握し、職場単位での改善に活用することを狙いとするものです。2020 年度はベンチマークとして実施し、2021 年度の実施では、活動の進捗を確認した上で目標値の再設定を行いました。2022 年度以降も継続的に調査を実施し、改善に活用することで、挑戦できる風土づくりに繋げていきます。

組織長向け長期ビジョン展開ワークショップ

ライン展開と職場ワークショップについて加藤社長よりフィードバックコメントをいただきました
「あなたの仕事でしょ…」から「一緒にやろう!」へ
営業・製造・お客さまとつながったら「真のニーズ」が見えてきた#8

挑戦を生む組織風土への変革

エンゲージメント向上

積水化学グループでは、全従業員を対象に定期的にエンゲージメント調査を実施しています。積水化学グループの長期ビジョン「Vision 2030」の達成において、ビジョンに共感し挑戦しつづけることや、一人ひとりが常に主役である気持ちと期待以上の成果を出すまで諦めずに頑張る姿勢、すなわちエンゲージメントは非常に重要なものと位置づけています。

従業員のキャリア形成

グループ経営をけん引するビジネスリーダーの育成と現場のモノづくりを支える人材の育成を両輪として、グループ全体で多様な人材の育成に取り組んでいます。また、本人・上司・制度などの仕組みが一体となった施策により、従業員自身が主体的に自らのキャリアを形成する「キャリア自律※」を支援していきます。
※ キャリア自律:会社が従業員に期待する役割に向けて、一人ひとりが自分にとって相応しい場所で活き活き働いている状態を目指し、自律的にキャリアを形成していくこと

サステナビリティレポート 「ピープルマネジメント」

適所適材の人材マネジメントへの転換

適所適材へ

「従業員は社会からお預かりした貴重な財産」は、積水化学グループが長年にわたり大切にしてきた人材に関する基本的な考え方です。
今後もその考え方を基本にしつつも、サステナブルな社会の実現に向けて、貴重な財産である従業員の力をさらに引き出し、社会課題解決に結びつけ貢献するため、2020 年度より新たな取り組みも開始しました。

  1. ミッション・役割の明確化と役割基軸の人事制度への転換
  2. 定年延長
  3. 次世代リーダーの育成強化

多様な人材の活躍

「積水化学グループダイバーシティマネジメント方針」に基づき、「多様性」を性別、年齢、人種等の外見から分かる違いでとらえるだけでなく、経歴、価値観、性格などを含めた違いにも着目しています。従業員一人ひとりの違いを理解し、認め、強みとして活かしていきます。
女性活躍推進については、「女性採用の強化」「定着と活躍」「管理職創出」「管理職登用後の育成」の4段階に分けて取り組みを進めています。
基幹的な役割を果たすビジネスキャリアコースへの女性の採用を増やし、新入社員~入社4年目までに経験学習サイクル・キャリア形成などの研修プログラムを実施するなど、早期からリーダーシップや自ら学び挑戦しながら成長する意識の醸成を図っています。

ジェンダー/シニア/グローバル/障がい者/両立支援/定着支援

働き方改革

2018 年を「働き方改革元年」とし、3 ヶ年計画で働き方改革を推進。「働き方改革宣言」の制定に始まり、「3 つの改革」の取り組みをスタートし、労働時間の削減や柔軟な働き方など、さまざまな改革を実現しました。今後も、従業員の働きやすさと働きがいを両立する職場づくりに挑戦していきます。

健康経営

「従業員は社会からお預かりした貴重な財産である」という考えのもとに、従業員の心身の健康推進に取り組んでいます。この取り組みをさらに推し進めるため、2019 年3 月に積水化学が目指す健康経営※の理念やあり方をまとめた「健康宣言」ならびに健康経営基本方針を制定しました。当社グループが目指す健康をWHO憲章の健康の定義であるWell-Beingとし、こころ、からだ、そしきのWell-Being を目指しています。すべての従業員のWell-Being達成および当社グループの長期ビジョンに掲げている「活力あふれるいい会社」の実現に向けて、5 つの取り組みで中長期の目標を設定しています。

サステナビリティレポート 「土台の磨き上げ」

健康経営優良法人2023(大規模法人部門(ホワイト500))に認定

全社的な視野で従業員の健康に関する課題解決に取り組んでいることが認められ、当社グループ国内関係会社32社とともに7年連続で「健康経営優良法人2023大規模法人部門(ホワイト500)」に認定されました。

人事担当役員インタビュー

積水化学グループの人材マネジメントに対する考え方や、2022年4月に実施した人事制度改定の背景や狙い、働き方改革やダイバーシティの充実面での施策などについてのインタビュー。